第六回のポスター背景
こんばんは
サーガラのホルンです。
最近とんとネタがなくなってしまって
足が遠のいておりました。
今回は第六回のポスター背景になった数学の紹介です。
これですこれ
この背景は
マンデロブロ集合
と呼ばれる集合を絵にしてある部分を切り取ったものです。
毎日だいたいこんな感じのことで面白いものが
見つからないかなーなんて考えてます。←仕事しろ
全体像はこんな感じです。
wikipedia先生から拝借しました
https://ja.wikipedia.org/wiki/マンデルブロ集合
この図形は本当に多様な模様を見せてくれます。
幻想的です。
何を表しているかというと
下に定義される数列の極限が
発散するか否かです。
ここで、は実数ではなく複素数です。
この複素数の各点について計算した密度プロットが
このマンデロブロ集合の絵の正体です。
実際に極限を計算することはかなり困難(実質不可能)なので
ある大きな整数で計算を打ち切ります。
このパラメータ設定と色の設定がまたかなりの職人技でなかなか難しいです。
でもうまくいくと
例えば下の画像は自分で描いたものです。
なんとなくこの最後の画像に春を感じて
この部分をポスターに使用することにしました。
そもそも場所によってかなり異なる様相を呈していますが、
色が違うだけでもかなりイメージが違ってきます。
こんな単純な式からどうしてこのような図形が生まれてくるのか、
とても不思議です。
こう言ったものにとても美しさを感じます。
表面的に単純なものでも掘り下げるとなんと深淵であることかと。
皆さんも気が向いたら是非描いてみてください!
思いもよらない模様が見えるかもしれません。