サーガラ木管五重奏団

サーガラ木管五重奏団の紹介や演奏会情報、その他楽団等で使えるお役立ち情報など、様々な情報を提供しています。木管五重奏はフルート、オーボエ、クラリネット、ファゴット、ホルンから構成され、どれも全く異なる音色のハーモニーが特徴です。是非演奏会にお越しください!

演奏会情報&練習日記(20180121)

ご無沙汰しております。ファゴット兼代表のSです。
昨年は大変お世話になりました。
ライヒャツィクルスも順調(?)に進み、あと二曲を残すところになりました。
他にも編曲作品に取り組むなど積極的な活動を出来たのも、偏に演奏会に足を運んでくださり、あるいは普段からこのブログなどを通じて応援してくださった皆様のお陰でございます。団員一同心より感謝申し上げます。
 
さて、先日より合奏練習を再開し次回演奏会のプログラムを確定致しましたので、ご報告します。今春はフィリア弦楽四重奏団さん(http://philiasq.html.xdomain.jp/)たちと共に、東大フィル音楽祭と冠し「モーツァルトから…」を共通テーマとしてそれぞれの演奏会を開くことになりました。サーガラも、モーツァルトを筆頭にウィーン楽派に焦点を当てます。
 
2018年3月21日(水祝)
16:30開場、17:00開演
於代官山教会
 
A. ライヒャ/ 木管五重奏曲 イ長調 op. 91, no. 5
W. A. モーツァルト/ 歌劇『魔笛』K. 620 より序曲
(いずれも木管五重奏の編成)
 
入場無料、全席自由
(ご予約はsagara.windquintet@gmail.com より承っております。)
 
 
 
さて、先に申しました通り、次回演奏会に向けた練習を開始しました。
古典派3曲ということで、いずれも曲の形式が大きなポイントとなってきます。
初回練習では楽式の礎とも言える各楽章に提示部(や三部形式の第1部)を中心に、アーティキュレーションやフレージングの基本的な確認を行いました。
古典派の難しいところは形式を合理的に描いていかないと単調なイメージを与えかねない点にあると、つくづく感じました。
特にライヒャの91-5 は彼の作品の中でも和声的な展開が決して派手ではないので、その分ダイナミズムを意識的に演出しなければならず、形式的な起承転結をマクロに示す技が必要になってきます。
音色を柔軟に変え、フレーズを積極的につくる技術。
言うのは簡単ですが、実際にやるとなるとアンサンブルを把握しながら、カデンツの行き先を考えることになり、頭がパンク寸前です。
地道だけれども厳しく、それでも楽しい練習になりました。
これから一層精進して参りますので、どうか応援をよろしくお願いします。

第五回定期演奏会の演奏動画をyoutubeにアップしました!

みなさん

 

こんにちは

 

サーガラのホルンです

 

 

定期演奏会からもうすぐ1週間が経とうとしています

あっという間に師走年末新年ですね

 

さて、本題ですが、

先日の第五回定期演奏会の演奏動画を

youtubeにアップしました!

www.youtube.com

 

まずはreichaから

 

展覧会は現在編集中です!

もうしばらくお待ちください

 

まだまだ至らない点が多い演奏となっていますが

ご承知ください。。。。

これからももっともっと良い演奏を目指し

団員一同頑張って参る所存です!

 

これからもサーガラをよろしくおねがいいたします!

 

↓は会場写真です

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写真はお手伝いいただいた後輩からいただきました

この場でお礼とさせていただきます

ありがとう!

 

また、会場を提供くださった代官山教会の方々にも

この場を持って御礼申し上げたいと思います

本当にありがとうございました

 

 

 

 

第五回定期演奏会無事終えることができました!

こんばんは

 

サーガラのホルンです

 

第五回定期演奏会

無事終えることができました!

これも皆様の応援、ご支援があってのことです!

本当にありがとうございました!

 

これからも邁進してまいりますので

ぜひよろしくお願いいたします!

 

 

 

サーガラ第五回定期演奏会:プログラムノート先行公開

こんばんは

 

サーガラのホルンです

寒いですね

 

まさかこんなに寒くなるとは、、、

みなさんお体をお大事になさってください

 

さてサーガラの演奏会が明後日10/21(土)に迫りました

代官山でやります!

ドキドキ、、、、

プログラムノートを先行公開いたします

 

当日お会いできたら大変嬉しいです!

 

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演奏会情報はこちらです

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なぜなぜ管楽器(その4):数学的準備(偏微分のおさらい)

サーガラのホルンです

 

今回は前回に引き続き微分について書きたいと思います
前回の記事はこちら↓
saagarawq.hatenablog.com


今回書く記事を乗り越えると数学的準備のほとんどが済みます

 

さて、私たちが住んでいる世界で何かを調べるときには

「いつ」

「どこで」

「なにが」

「どのように」

ということを念頭に置くと思います。
今調べたい音波に置き換えると

「いつ」→ 時刻t

「どこで」→ 位置(x,y,z)

「なにが」→ 波動関数u(t,x,y,z)

「どのように」→ どのように

という対応になると思います。
最後のどのようには対応がそのままですが、
波動方程式を解いた結果で考察するとわかるはずです。

ここでムムム!どうしたら良いのか!と思うことがあります。
前回の記事では1変数の微分について行いましたが、上記の対応を見てわかる通り
今考えたい波動関数u(t,x,y,z)は変数が4つもあります。
このときどのように考えれば良いのか、
またどう扱えばいいのか、

今回は多変数の微分について紹介したいと思います。

いきなり答えを書いてしまうと

偏微分

を使います。

偏微分というのはある1つの変数以外定数と思って微分を行うことです。

例えば関数f(x,y)=xy+x^2+y^3の時

\frac{\partial f}{\partial x}=y+2x
\frac{\partial f}{\partial y}=x+3y^2

となります。
偏微分では偏微分であることを示すため
dの代わりに\partialという記号を用います。
上段の式はyを定数だと思ってx微分を、
下段の式はxを定数だと思ってy微分しています。
前回の記事の1変数の微分をマスターしていれば特に問題ない演算かと思います。

微分との関係

偏微分はある1変数のみに関する変化率であったのに対して
全ての変数が動くときの変化率を全微分と言います。
#本当はもう少し細かい話が色々とあるのですが、ここでは
#全微分をこのように言っておきます。

では、2変数関数f(x,y)に関して全微分を計算して見ましょう。
まずはf(x+\Delta x,y+\Delta y)f(x,y)の差\Delta fを計算します。

\Delta f=f(x+\Delta x,y+\Delta y)-f(x,y)\\
=f(x+\Delta x,y+\Delta y)-f(x,y+\Delta y)+f(x,y+\Delta y)-f(x,y)\\
=(f(x+\Delta x,y+\Delta y)-f(x,y+\Delta y))\frac{\Delta x}{\Delta x}+(f(x,y+\Delta y)-f(x,y))\frac{\Delta y}{\Delta y}\\
=\frac{f(x+\Delta x,y+\Delta y)-f(x,y+\Delta y)}{\Delta x}\Delta x+\frac{f(x,y+\Delta y)-f(x,y)}{\Delta y}\Delta y

ここで式をよく眺めてみると、
前半は変数yy+\Delta yに固定されてxの変化率(微分)を求める式に(x偏微分
後半はxが固定されてyについての変化率(微分)を求める式になっています。(y偏微分
ということは全微分偏微分の関係は以下のようになります。
df=\lim_{\Delta x,\Delta y\to0}\Delta f(x,y)=\frac{\partial f(x,y)}{\partial x}dx+\frac{\partial f(x,y)}{\partial y}dy
ここで
\frac{\partial f(x,y)}{\partial x}=\lim_{\Delta x\to 0}\frac{f(x+\Delta x,y)-f(x,y)}{\Delta x}
\frac{\partial f(x,y)}{\partial y}=\lim_{\Delta y\to 0}\frac{f(x,y+\Delta y)-f(x,y)}{\Delta y}

一般に関数f(x_1,x_2,\dots,x_n)の全微分は以下のようになります。
df=\sum_{i=1}^{n}\frac{\partial f}{\partial x_i}dx_i

まあこの辺りはあまり意識することがないかもしれないので参考程度に

まとめ

さて、まとめを行いたいと思います。
偏微分とは関数の微分においてある特定の変数にのみ着目して
微分を行う演算です。そのほかの変数は定数と見ます。

実際にどのように偏微分が登場するかは次回以降で