第6回定期演奏会 練習録音公開!
こんにちは
サーガラのホルンです。
練習録音を公開しました!
全曲の一部ずつを紹介しています。
木管五重奏の雰囲気を掴んでいただければ幸いです。
今回から演奏会での新しい試みとして
楽器の仕組みなどの紹介をしようと思っています。
なぜ管楽器が管楽器たるか
なぜ自然倍音列が出るのかなどの解説や
身近な道具を使った実験を交え管楽器の仕組みを
実感していただけるとより親近感が湧き面白くなるかなーと
最終的に
などの爆弾発言的な真実の解説までたどり着きたいと思っています
残りわずかな練習期間となりましたが
全力で練習に取り組みます!
ぜひ足を運んでください!
サーガラ木管五重奏団第6回定期演奏会
2018年3月21日(水祝)
16時半開場 17時開演
代官山教会
ベートーヴェン/ 弦楽四重奏曲 ハ短調 op. 18-4
ライヒャ/ 木管五重奏曲 イ長調 op. 91-5
モーツァルト/ 歌劇『魔笛』K. 620 序曲
入場無料・全席自由
演奏会情報の過去記事です!
練習日記(2018/02/18)
代表のS です。先日の練習では細部の確認パート2として、主題の音楽的な進行を効果的にすることを課題として練習しました。オーケストラや吹奏楽では指揮者が音楽の流れを主導しますが、室内楽では自分で大まかな流れ、細かなアゴーギクを積極的に作っていかなければなりません。特に今回取り上げる古典派は精密に、しかしダイナミックに演奏していかないと、違和感を与えてしまう、或いは単調な音楽になってしまいます。つまり、楽譜通りに演奏して、しかも楽譜を超えた表現が要求される訳です。これは大変難しいことですが、自分でしっくりくる表現を見つけた時の喜びに勝るものはなく、それが楽しくてやめられないのです。
練習の後半ではライヒャop. 91-5 の通し練習をしました。ベートーヴェンは譜面が割と丁寧にかかれている上に戦前からの録音の蓄積があって様々な勉強手段があるのですが、ライヒャは参考にすべく過去の演奏も少なく、楽譜も不備が多く発想記号も十分とは言えません。だからこそ、奏者が自分で表現を見つけていかなければなりません。この営みは、まさに作曲家の活動であり、一人一人が「小ライヒャ先生」にならないと説得力のある演奏にならないのです!そんな訳で、集中力と柔軟性が終始要求されて、非常に疲れてしまいました(笑)本番までにもっと自然体で色々な技を効かせられるように経験を積んでいきたいと思います。
演奏会まで一ヶ月を切りました。来月は会場での練習や代表宅での「合宿」といった様々な練習を通して、より充実したハーモニーと、柔軟な表現を目指していきます。
近日、演奏会のお問い合わせやご予約が増えて参りました。席数も限られておりますので、是非右記リンクからのご予約をお願い致します!団員一同お待ちしております。
サーガラ木管五重奏団第6回定期演奏会
2018年3月21日(水祝)
16時半開場 17時開演
代官山教会
ベートーヴェン/ 弦楽四重奏曲 ハ短調 op. 18-4
ライヒャ/ 木管五重奏曲 イ長調 op. 91-5
モーツァルト/ 歌劇『魔笛』K. 620 序曲
入場無料・全席自由
練習日記(2018/02/11)作り込みについて
代表のSです。
先日の練習ではベートーヴェンとライヒャの2、4楽章を中心に、細部の作り込みを確認しました。第2楽章は古典的な4楽章形式だと普通緩徐楽章になるのですが、今回取り上げるベートーヴェン op. 18-4 の第2楽章には Andante scherzoso quasi allegretto と記されています。確かに緩徐楽章の性格を帯びてはいるのですが、停滞してはスケルツォの性格が出ません。しかし急ぐとアンダンテではなくなってしまう、、、そして第2、3楽章が共に3拍子ですが、両者の拍感はを明確に描き分けなければなりません。更に中盤では緻密な対位法やロマンティックな転調が出現する、となかなか難しい楽章であります。今回の演奏会でこれらの諸要素を表現できるように細部の作り込みから構成のダイナミズムまで、工夫を凝らしています。
難しいついでに、ライヒャの4楽章もかなり気難しい曲であります。というのも、目立った変化なくソナタ形式を書ききってしまっているのです、しかも長い!その上楽譜の情報量がすくなく、楽譜通りに音を出しただけではとても冗長な音楽になってしまいます。そこで、構造を把握した上で、楽曲の輪郭が明確になるようにいくつかの「仕掛け」を作ることにしました。いわば、白黒の写真に彩色するような作業です。数カ所でこれを施してみると、これまで見えてこなかったライヒャの豊かな音楽性が顔を覗かせて来ました。よりよく音楽を理解し、より深いレヴェルでの解釈を進めて参りたいと思います。
演奏会は3月21日(水祝)の夕方から、代官山教会で行います。管弦楽曲や弦楽四重奏曲の木管五重奏版やライヒャのマイナーな曲と、珍しくも奥深いプログラムです。是非足をお運びいただければ幸いです。
予約は右記リンクからメールにて承っております。ご予約お待ちしております。
サーガラ木管五重奏団第6回定期演奏会
2018年3月21日(水祝)
16時半開場 17時開演
代官山教会
ベートーヴェン/ 弦楽四重奏曲 ハ短調 op. 18-4
ライヒャ/ 木管五重奏曲 イ長調 op. 91-5
モーツァルト/ 歌劇『魔笛』K. 620 序曲
入場無料・全席自由
練習日記(2018/02/04)
こんにちは。
サーガラ団長です。
いよいよ2月になり、3月21日の演奏会へ向けた練習にも熱が入ってきました。
先週末はソナタ形式ならではの緊張感を作るために、特に展開部から再現部に向かう流れを整理しました。三作品の同じ箇所を続けて練習してみると、それぞれの作品の特徴や作曲家の個性をはっきりと感じ取ることができました。
魔笛はモーツァルトの最後の歌劇であり、彼の熟練した書法が際立っています。
品がありながらも自由に形式を扱っており、
繊細な起伏を細かく作り上げて自然に再現部に入って行きます。
個人的な考えではありますが、彼はソナタ形式に人間的なドラマを詰め込むことでロマン派の扉を開いたのでしょう。今回取り上げる18-4 は30歳を目前にした時期に書かれた作品で、後期に見られるような伸縮自在なソナタ形式に応用はなく形式的にはオーソドックスであるものの、主題の対比、展開部のあらすじ、特に再現部に至るエピソードの構築美と人間臭い展開はベートーヴェンらしさそのものであります。
そしてライヒャの91-5は田園風景を彷彿とさせる伸びやかな作風で、展開部も涼風のごとく爽やかに駆け抜けていきます。
しかしただ田園的であるだけでなく、随所に興味深い楽句が挿入されています。
とりわけ展開部後半にテープを切り貼りしたような(と言っても今の時代にそぐわないかもしれませんが、、、)箇所があり、演奏者としてはとても難しい一方で、斬新で興味深い部分でもあります。
改めて、このように似た時代、場所の三人の音楽を並べてみると、一層それぞれの個性に気付かされます。
定期演奏会では作曲家や作品のオリジナリティを皆様と分かち合えれば幸いです。
なお、当団定期演奏会は自由席・無料ですが、メールにてご予約を承っております。
ご予約の際は右記リンクよりお名前、ご予約席数、ご連絡先を書いたメールをお送りください。
サーガラ木管五重奏団第6回定期演奏会
2018年3月21日(水祝)
16時半開場 17時開演
代官山教会
ベートーヴェン/ 弦楽四重奏曲 ハ短調 op. 18-4
ライヒャ/ 木管五重奏曲 イ長調 op. 91-5
モーツァルト/ 歌劇『魔笛』K. 620 序曲
入場無料・全席自由