TeXのすすめ(その1:TeXとは)
こんにちは
サーガラのホルン担当です。
今日はTeXを紹介したいと思います。
音楽活動をなさっている
特に管弦楽や吹奏楽などの活動をなさっている方は
普段どのようにプログラムノートを作成していますか?
手書き、WordやExelなどのOfficeが代表的でしょうか。
手書きはないか。。。。
#個人的には手書きの持ち味がとても好きです
ただWordはとても便利な反面
Word側の機能で勝手に意図しないデザインとなってしまうことに
煩わしさを感じることがあります。
またプログラムノートのようなものの場合
普段のレポートやメモ程度に書くのとは違い
見た目もとても大事になりますよね。
#自分はレポートも見た目重視でした。笑
正直Wordを出版物レベルまでデザイン性を
上げよう思うとなかなか細かい設定が多くなって来たり
手間が多くかかるようになって来ます。
手間が多くかかるならその手間を書式と中身に
分離できたら楽なのに。。。
そんな思いを解決してくれるツールが
TeXです。本当はと表記します。
私は「テフ」と呼んでいますが、「テック」とか「テックス」とかとも
呼ばれるようです。
こんな感じのものが簡単に作れてしまいます。
WordとかのOfficeは有料ソフトですが、
この実は無料で入手できます!
私は特にOfficeを使用しなければならないことがないので
持ち合わせていません。Macだと使いづらいのもありますが。
Wordは有料だけどは無料。
もうを使うしかありません。
の利点は書式と内容が分離している点です。
例えばWordでは基本的に全てマニュアルで文字の大きさ等
一つ一つ設定していきます。その変更の仕方も選択範囲を
ドラッグアンドドロップで指定して文字の大きさを選んで
変更します。設定が一目で見えないためある部分の文字の大きさが
異なっていても見つけることが容易ではありません。
一方ではマークアップ言語のスタイルをとっていて
\begin{~} hogehogefugafuga \end{~}
とbegin{}とend{}で囲まれる部分に~で指定した書式が適用されます。
#そのほかにも指定の方法が沢山あります。
そのため設定した内容が目で見え、慣れてくるとWordよりも
使いやすいツールとなると思います。
#自分はもうからは離れられません。
一つ例をあげます。
Wordで数式を打ったことがある人はわかると思いますが、
なかなか大変な割にカッコよくなかったりします。
#完全にと比べてしまっていますが、、、、
下記のようにおまじないを打つと...
\begin{equation} \left( \int_0^\infty \frac{\sin x}{\sqrt{x}} dx \right)^2 = \sum_{k=0}^\infty \frac{(2k)!}{2^{2k}(k!)^2} \frac{1}{2k+1} = \prod_{k=1}^\infty \frac{4k^2}{4k^2 - 1} = \frac{\pi}{2} \end{equation}
と出力してくれます。最初はナンノコッチャという感じと思うのですが、
コマンドを覚えてくると空で数式を上記のコマンドで打てるようになって来ます。
ここまでくるとWordよりもの方が楽になって来ます。
諸々の設定を入れておけば内容を直すだけで簡単に出版物レベルの
ものを出してくれます。もともとデザインはある程度側で設定してくれているので
例えば
\title{hogefuga} \maketitle
とするだけでタイトルページを作ってくれます。
一回テンプレートを作ってしまえばあとは中身の
文章を変えるだけで毎回プログラムノートが出来てしまいます。
だいぶびいきな記事になってしまいましたが、
Wordには当然Wordの良さがあると思います。自動で判断してくれるところ
は書くものによっては相当便利です。
ずっとを使っている小職も
これはWordの方がいいな
と思うことは多々あります。
余は使い方なんでしょうか。
の概要にもならない概要を紹介しましたが、
いかがでしたでしょうか。
これを機にでのプログラムノート作成を視野に入れていただけたら嬉しいです。
次回以降でインストールから簡単な使い方
サーガラのプログラムノート雛形の紹介をしていこうと思います。
次回はMacTeXのインストールです。
saagarawq.hatenablog.com